最近の業者の状況

当事務所における各業者の対応(過払金返還請求)

平成24年2月17日現在 当事務所における各業者の対応

(注意)最近では、業者の経営状態が急激に変化することが珍しくありません。よって、ここに掲載した事柄と異なる対応に急に変化することもありますので、その点はご注意下さい。

消費者金融

●武富士

平成22年9月に会社更生の申立をしましたので、事実上の倒産手続中です。会社更生の場合は会社の債務をカットした上で会社の存続を前提としていますので、武富士自体がなくなる訳ではありません。
今年の7月には更正計画案が出され、支払率は何と3.3%だそうです。(これでは全額カットと変わりがないですね) まだ、計画案が決定されるかどうかは分かりませんが、仮に決定されたら過払金債権者にとっては本当に不愉快な話です。
残念なことに上記の更生計画案が認可決定されてしまいました。これでスズメの涙のような少額の支払で武富士の生き残りが決定されてしまいました。これを見て、他の消費者金融が追随しないか注意する必要がありそうです。

昨年末にスポンサー企業の変更があり配当が遅れていた武富士ですが、本日、一部の過払債権者には配当金の支払いが行われました。全ての債権者に配当がされる時期は、武富士から未だ説明がありません。新しいスポンサーと何かもめていなければ、いいのですが。今後の発表を待ちましょう。(2012/1/19追記)

●アコム

現在では満額回収しようと思ったら必ず訴訟になります。ただ判決までいくことは、ほとんどありません。訴訟をすれば割と早く決着しますが、ただ、支払期日が以前よりも延びる傾向があります。

●プロミス

現在では満額回収しようと思ったら必ず訴訟になります。ただ判決までいくことは、ほとんどありません。訴訟をすれば割と早く決着しますが、ただ、支払期日が以前よりも延びる傾向があります。
途中に空白期間のある取引の場合、空白期間が1年未満の場合はほとんど争ってきません。
最近、親会社の三井住友銀行が今までの出資比率を大幅に引き上げて、プロミスを100%子会社にしました。これは銀行がプロミスを責任を持って支援すると宣言したということになります。これにより、プロミスが倒産する可能性は限りなく低くなったと言えるでしょう。今後は過払金返還を安心して請求することができそうです。

●アイフル

現在では満額回収しようと思ったら必ず訴訟になります。ここは満額回収の為には判決を取る必要があります。しかも、判決が出た後、かなりの割合で控訴されますので再び裁判をやることになり、最終決着はかなり遅くなります。
特に途中に空白期間のある取引の場合、例え空白期間が短くても徹底的に争ってくる傾向があるので、空白がある場合は、ある程度の妥協は必要でしょう。
遅くなるのが嫌で、元金の8割位でも満足できるのならば、判決以前に決着できる可能性があります。
(ただし、この業者は本当に対応が頻繁に変わるので注意が必要です)

●新生フィナンシャル(レイク)

現在では満額回収しようと思ったら必ず訴訟になります。ただ判決までいくことは、ほとんどありません。訴訟をすれば割と早く決着します。
途中に空白期間のある取引の場合、空白期間が1年未満の場合はほとんど争ってきません。
ここは大手業者の中では今のところ、一番、対応が良いのではないでしょうか。

●CFJ(アイク・ディック・ユニマット)

現在では満額回収しようと思ったら必ず訴訟になります。ここは空白期間が無く元金の8割〜9割位で満足できれば、割と早く決着します。
しかし、空白期間のある取引(短い空白も含む)の場合や満額の請求をした場合は、一転して非常に激しい抵抗を受けます。判決までいくことは、ほぼ間違いなく、判決が出た後も控訴される可能性が高いです。

●フロックス(旧クレディア)

既に民事再生が終了していますので、平成19年9月21日の民事再生開始決定以前に発生した過払金に関しては以下の割合で返還されます。
過払金の40%
過払金の40%が30万円を下回る場合は30万円
(今の武富士の返還率などを考えると、倒産後の返還としてはフロックスは優等生ですね)
一方、平成19年9月21日以降に発生した過払金に関しては共益債権として扱われますので民事再生の影響を受けません。既に4年も経過してしまいましたので、結構な金額になっている人が多勢います。この共益債権を取る為には訴訟するしかありません。訴訟をしてもフロックスは減額を主張してきますので、満額回収の為には判決を取るしかありません。

●丸和商事(ニコニコクレジット)

平成24年2月16日付で再生計画案の認可決定が確定しました。
残念ながら、過払債権者はこの極端に低い弁済率(1.65%)を受け入れるしかなくなりました。
大きな疑問を感じながらも、裁判所の認可決定が確定した以上、この弁済率で支払われた上で丸和商事は生き残ります。(会社の名前はクレディアのように変わるかもしれませんが)
こんなことが許されてしまった以上、後に続く貸金業者が出るのは避けられないでしょう。丸和商事の結果を見たら、真面目に過払金を支払っている貸金業者は馬鹿馬鹿しくなってくるに違いありません。果たして今年は、どこが追随するでしょうか。
(ご注意)
ちなみに開始決定日以降も返済を続けて過払金が発生している場合は、開始決定日以降の過払金は上記の弁済率の影響を受けずに満額請求できます。当てはまる人は、あきらめずに請求して下さい。

●ユアーズ

地元の消費者金融ですが、態度と支払が悪いので有名な業者です。
半額位の返還しか期待できません。それもかなり後になります(1年先とか)。それでも、武富士の会社更生を考えると今のうちに支払ってもらった方が良いでしょう。しかし、1年先までユアーズが倒産しないでいてくれたらの話になりますが。
ちなみに判決を取っても支払ってきません。半額で妥協できなければ判決後に強制執行をするしかありませんが、成功率は高くありません。

●SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)

ここは全国区の消費者金融ですが、態度と支払の悪さではユアーズといい勝負です。
しかし、判決が確定した後の支払はユアーズよりはマシです。判決に書かれた金額は今のところは支払ってきます。
判決を取らないと、ものすごく後の支払になったり、かなりの減額になったりしますので、時間がかかっても判決を取りにいった方が良いでしょう。
平成23年8月26日に東京地方裁判所にて破産開始決定を受け、事実上、倒産しました。今後は裁判所の手続に従って進行していきます。クレディア・丸和商事の民事再生や武富士の会社更生のようにスポンサーを見つけて会社を存続させる手続ではないので、配当金はあまり期待できないでしょう。その代わり、悪質な業者が業界から消滅することになります。

●ヴァラモス(旧トライト)

ヴァラモスに変わってから急に支払が悪くなりました。
今では判決を取っても支払ってきません。
しかし、判決が確定した後に強制執行をすると伝えると満額支払ってくることがあります。(当事務所では何回か経験しました)
ダメもとで試してみる価値はあると思います。
最近(平成23年10月)に、大阪から京都に本店が変わりました。
ヴァラモスは元々、京都にあるアイフルの子会社だったのが、後にネオラインキャピタルに買われてネオラインの子会社になったのですが、 平成24年1月31日付でネオラインがヴァラモスの株式を売却して自社のグループから、はずしました。従って、今はネオラインの子会社ではありません。

●エイワ

店に行くと全員がパンチパーマの男性が対応するという非常に強面の業者です(パンチパーマにするのが会社の方針らしいです)。怖いので優先的に返済している人が多く結構、過払いになっている人がいます。
最近、取引履歴の開示が早くなりました。以前は半年近くかかっていたのが、2ヶ月ほどで送られてくるようになっています。(それでも他の業者よりは遅いですが)

回収には訴訟が必要です。それでも1年後位の支払を提示されます。当事務所の経験では1年待ったら支払日ぎりぎりになって減額の電話がかかってきたことがありました。あまり信用できない業者ですが、だからと言って短期の支払には応じませんので、武富士よりはマシだろうと考えて回収するしかないのが現状です。

 

クレジット会社

クレジットクレジット会社の場合は、途中の空白期間のある取引であっても、契約書はクレジットカード発行時の申込書のみである場合がほとんどなので、裁判所は一連計算を認めてくれるケースが多いです。この点は消費者金融よりも圧倒的に有利です。更に支払状況も消費者金融よりもマシで、判決を取っても支払わないという業者は今のところは無いでしょう。(最近、ライフがアイフルに吸収されましたので、ライフに関しては今後は危ないかもしれません)

●オリエントコーポレーション

10年以上の長期間の取引になると、取引履歴の最初の部分の入金が実際の入金額よりも少なく表示されていることがあります。当事務所では業者に直接クレームを出したことが何度かあり、裁判で争ったこともありましたが、未だに改善されていません。本当の入金額を調べるには別途、郵送されてくる入金履歴から複雑な計算をして導きださなければなりません。クレジット会社の中でも最も悪質な対応だと考えています。
満額回収の為には訴訟が必要です。長期間の取引でなければ割と早く決着できますが、上記のような取引で事務所側で正しい入金額に訂正して請求した場合は業者が抵抗してきますので長引く場合があります。

●セディナ(旧セントラルファイナンス・旧OMCカード・旧クオーク)

上記3社が合併して出来た会社です。取引履歴の開示に非常に時間がかかります。
旧セントラルファイナンスは上記のオリコと同様に取引履歴の入金額を少なく表示することがあり、当事務所のクレーム対象業者になっていましたが、合併してからは改善されて今は、その様な取引履歴を送ってくることはなくなりました。支払も合併してからの方が良くなったように思います。
満額回収の為には訴訟をした方が良いでしょう。訴訟をしなくても回収できる可能性はありますが、支払いが非常に遅くなります。

●三菱UFJニコス

取引履歴の開示に非常に時間がかかります。上記セディナと並んで開示が遅い業者です。任意整理・過払金請求を引き受けると大抵、ニコスとセディナが最後になります。(他の業者の訴訟が始まっている頃に、ようやく取引履歴が届いて金額が分かるといった感じです)
満額回収の為には訴訟が必要です。訴訟をすれば割と早く決着します。
ただ、会社の方針で平成7年よりも前の取引履歴は開示されません(ニコスは無いと言ってます)。従って、平成7年以前の取引がある場合は、残高ゼロ計算または推定計算という特殊なやり方で訴訟をします(このやり方で訴訟をしないと実際の過払金よりも少なくなってしまいます)。この場合は業者も抵抗してきますので、通常よりも時間がかかります。

●ライフ

最近、アイフルに吸収された為、今後の対応は未知数です。アイフルと同じようになるのか、旧ライフの顧客に対しては取り扱いが異なるのかは、しばらく経過しないと分からないでしょう。
参考までに以前のライフの対応は以下のとおりです。
クレジット会社の中では最も支払い状況が悪く、訴訟はもちろんのこと判決まで取らないと支払ってきませんでした。

●クレディセゾン

満額回収の為には訴訟が必要です。訴訟をすれば割と早く決着します。あまり強い抵抗も無く評価できる業者の一つです。

●UCS

地元のクレジット会社です。ピアゴ(旧ユニー)が発行している流通系カードです。
満額回収の為には訴訟をした方が良いでしょう。訴訟をしなくても回収できる可能性はありますが、支払いが遅くなるかもしれません。

●イオンクレジットサービス

全国区の流通系カードです。昔から行儀の良い業者で、この業者とのトラブルは少ないです。ただ、取引履歴の開示はセディナやニコスほどではありませんが、比較すれば遅い方です。
出来るだけ早い回収の為には訴訟をした方が良いでしょう。訴訟をしなくても回収できる可能性はありますが、支払いが非常に遅くなる傾向があります。


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