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事例-10消費者金融からの借金が見つかったので相続放棄の相談に行ったら高額の過払金があることが分かったケース

相続財産 : 木造建物 借金約200万円
被相続人 : 父
相続人  : 母・子ども3人
 
最初は、父が亡くなった後、アコムと新生フィナンシャル(旧レイク)の消費者金融2社から請求が来て相続放棄をしたいという長男からの相談でした。
しかし話を聞いてみると、母親が住んでいる父名義の家屋があるので、相続放棄をすると母親は住み慣れた家屋を出て行かなくてはなりません。父の借金はいつからなのかを聞いても、家族の誰も知らないと言います。
それでまずはアコムと新生に取引履歴の請求をしてみることにしました。届いた取引履歴を法定利率に引き直して計算してみると、何と両社で500万円近くの高額の過払金が発生していることが分かりました。
念の為、他に借金が無いか、複数の個人信用情報機関に調査依頼をかけたところ、上記2社だけだということも確認できました。
すぐに長男に連絡して、「お母様は家を出ていく必要が無いと思います」と伝えると、とても喜んでいました。
そこからは長男にも協力してもらって過払金請求の裁判をしました。金額が高額だったので少し時間はかかりましたが、最終的には和解で決着して450万円ほどを回収することができました。
このように借金の内容によっては相続放棄をせずに解決することもあります。

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