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母親が亡くなり不動産を持っていたので相続登記の必要があった。当初は自分で行おうかと思って権利証を見てみたら、相続した建物が長屋だったので、非常に複雑でよくわからなかった。そこで、自分で行うのはあきらめて近くの司法書士に依頼した。

司法書士からのコメント

区分建物とは一つの建物の中に、複数の独立した住居がある建物のことを言います。最も分かり易いのはマンションやアパートですね。それ以外にも「長屋」形式のもの、今風に言うとテラスハウスも区分建物になるでしょう。この区分建物には敷地権付のものと、敷地権が付いていないものに分かれます。長屋形式のものは比較的敷地権が付いていないものが多い印象です。

ご依頼頂いた建物は相当に古い長屋のようで、増築もされていて一部は未登記になっていました。かなり古いので未登記の部分はそのままで、それ以外の建物と土地の相続登記の依頼を受けました。登記簿を見ると予想通り敷地権の無い区分建物だったので、土地と建物の両方の相続登記の申請をしました。