姉妹で全ての相続財産を均等に分割したいケース

事例-9姉妹で全ての相続財産を均等に分割したいケース

遺産額　：約４０００万円
被相続人：母
相続人　：子ども二人（姉妹）

最初の相談の時点では、名古屋市内に不動産（土地のみ）があったため価値が高いのではないかと思い、相続税がかかる可能性を説明しました。

しかし調査したところ、名古屋の緑化地域に指定されていたため、建物を建てるのが困難な土地であることが分かり、評価額も低くなる可能性が高いことが分かりました。母親からは、このような事情は何も聞かされていなかったようです。

遺産分割については、「姉妹で均等に分けるのが一番もめないので、そのようにして欲しい」との希望でした。不動産は上記の理由で売却が難しいかもしれないことを伝えると納得されて、持分２分の１ずつで登記して欲しい、と言われました。預貯金と投資信託についても完全に均等に分けて欲しいという希望でした。

相談者の希望: ・相続税がかかるようなら税理士を紹介して欲しい（結果的に不要でした）; ・預貯金と投資信託は姉妹で均等に分けて振り込んで欲しい; ・不動産は姉妹で持分が２分の１になるように登記して欲しい; ・妹が東京にいるので、妹とのやり取りも任せたい

司法書士のサポート内容: ・土地の相続税評価額が安い地域であることを調査により発見しました。; ・銀行４行と証券会社１社を回って相続による解約手続きをして、一旦、司法書士の預り金口座に入れてから、均等に分配して振り込みました。; ・不動産の相続登記については、姉妹で持分２分の１になるように登記手続をしました。; ・名古屋在住の姉と東京在住の妹に、逐一、経過報告をしました。