遺産額 :約1億4000万円
被相続人:父
相続人 :母と子ども1人
最初は長男から連絡があり事情を聞くと、母が入院中でコロナ禍なので自由に会えず、法定相続で構わないという相談でした。
相続財産は預貯金が約6000万円で、他に株式が時価で5000万円くらいありました。あと不動産価値が3000万円くらいです。これほど株式が多い相続は珍しかったので印象に残っています。
- 相談者の希望
- ・母が入院中で長男も仕事が忙しく平日はなかなか休めないので、相続手続は全て任せたい
- ・相続割合は法定相続で構わない
- ・相続税申告も一緒に依頼したい
- 司法書士のサポート内容
- ・コロナ禍でお母様に直接会うことができないので、看護師を介して伝達してもらって委任状を書いてもらいました。親族でも会えないという取り扱いには正直、疑問を感じました。
- ・証券会社が2社あり、株の種類も多かったので手続がかなり大変でした。証券の相続の場合、一旦、代理人の証券口座を開設して、そこに相続した株式を入れた後に換金するという流れになるので、書かなければならない書類の数も非常に多くなります。
- ・相場よりも安く相続税に強い税理士と提携しているので、相続税申告も一緒に引き受けました。
結果
ロシアがウクライナに進行して株が暴落する前に、株式の換金ができたので喜ばれました。こればかりは運なのでラッキーだったと思います。
相続税は間違いなく発生するケースなので、小規模宅地の特例など節税策を適切に取れる相続税に強い税理士を紹介できたので、その点も評価して頂きました。