相続財産 : 無し 借金約100万円
被相続人 : 母
相続人 : 娘
母は離婚して、しばらく一人暮らしをしていて、娘は離れた所に住んでいた為、あまり事情を詳しく知りませんでした。亡くなってから母の部屋を娘が整理したところ、何枚かサラ金のカードが見つかって、クレジットの未払いの請求書もいくつかありました。トータルで借金が100万円以上はあったようです。
すぐに相続放棄を考えましたが、アパートの管理人さんから母の家具や持ち物を処分してくれと言われて、相続放棄をするのに、そんなことをしても良いのか不安になったようで、司法書士に相談に来られました。
このようなケースでは、「勝手に処分すると、財産の一部を相続したとみなされて、相続放棄が出来なくなる可能性があるので、やるべきではない。管理人には、自分は相続放棄をするので相続人ではなくなるため、権限が無いからできない、と答えるように」とアドバイスをさせて頂きました。
「管理人さんに強くせまられていて、危うく処分しそうになっていたので、事前に相談に行って本当に良かった」と大変喜んで頂いて、相続放棄の依頼を受けました。