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事例-3
上司のパワハラにあい、働けなくなって借金が膨らんだケース

Sさん 男性 30代
債権者数 6社 債務総額 約500万円

静岡県在住で現在は無職です。
働いていた会社の上司とウマガ合わなくて、日常的にパワハラのような扱いを受けるようになり、仕事にも身が入らなくなりました。気分を晴らすために定期的に飲み歩いたり、パチンコなどにも手を出すようになり支出が増えてきました。

どうしても会社が耐えられなくなり、ついに辞めてしまいました。すると、借金の支払いのために借金を重ねるようになりました。生活費を何とかしようと仮想通貨にも手を出しました。

どうにも返せなくなってきたところで法律家を頼ろうと考え近くを探したところ、気に入るところが見つかりませんでした。以前に住んでいたことのある名古屋で探してみたら良さそうな事務所が見つかったので電話をしたところ、よく話を聞いてくれたので決めました。

依頼したら精神的にすごく楽になり、「もっと早くに相談すれば良かった」と後悔しました。

事務所からのコメント

静岡県から借金の相談で連絡があり、「1度で良いから名古屋に面談に来れますか」と聞いたら、大丈夫と言われたので引き受けました。

お会いした時は、かなり衰弱されている様子でした。相当に追い詰められていたようです。

上司のパワハラにあって会社を辞めたのがきっかけのようでしたが、その後、うつ病を発症して病院に通うようになり、再就職も難しくなったことで生活が苦しくなり借金が膨らんだようです。医師の診断書もあり、やむを得ない理由だったので、自己破産の審査は通り易いだろうと思いました。

しかし、一つだけ予想外のことが起こりました。仮想通貨を換金してもらったところ、何とタイミングが良かったのか買った時よりも相当高く売れてしまったのです。50万ほどになりました(自己破産の手続としてはタイミングが悪かったことになります)。

このままでは自己破産の手続のハードルが上がってしまいます(個人資産を多く持っている人は管財事件と言う手続になり、審査が厳しくなります)。そこで、裁判所に文句を言われない方法で資産を減らす工夫をしました。

具体的には、まず自己破産に係る費用を一括で支払ってもらい(私の事務所では通常は分割です)、他にも未払いの税金や社会保険料などがあったので、それも一括で支払ってもらいました。これらの費用を払って減らす分には裁判所は何も言いません。
これで、管財事件にならずに済みました。無事に自己破産の手続が認められて、大変感謝して頂きました。

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