事例-12
楽天カードから訴えられて急いで個人再生を申し立てたケース
Hさん 女性 20代
債権者数 7社
債務総額 約470万円
東京で就職して生活していた頃は給料も良く、たまにクレジットで買い物をしても問題なく支払えていました。その後、家庭の事情で実家の名古屋に戻ってきて転職したら、かなり給料が下がってしまいました。
しばらくしたらコロナ禍が始まって更に給料が減り、借入が増えました。新たに借りては他の業者に返すという自転車操業を繰り返していたところ、借入先の一つである楽天カードから訴えられてしまいました。
これはもう法律家に相談するしかないと思い、ネットで検索して司法書士に相談しました。
事務所からのコメント
相談に来られた時は既に500万近くの借金があって、給料を考えたらとても返済できる金額ではないと思いました。ただし破産するほどの状態ではなかったので個人再生という方法があると伝えたところ、「破産よりも再生の方が良いので、そっちで頑張りたい」と返事をされたので、個人再生を選択しました。
ただ一つ問題があって、楽天カードから既に訴えられていたことです。この裁判は相手に契約書がありますので勝てる裁判ではありません。このまま判決が出て差押をされるとやっかいです。個人再生の申立をしてしまえば差押を防ぐことができますが、申立には急いでも2~3か月はかかります。
そこで裁判は勝てないまでも徹底的に引き延ばす作戦に出ました。とにかく判決までの時間を長くして、その間に申し立てをしてしまう作戦です。結果的に引き延ばしはうまくいって申し立ては間に合いました。





















