事例-19
軽度の知的障害の方が詐欺に遭い、自己破産
Iさん 女性 20代
債権者数 5社
債務総額 約230万円
私は軽度の知的障害があり、日常生活は普通にできますが、たまにパニックになったり、うつになって何もやる気がなくなったりします。当初は知的障害者でも雇用してくれる会社で働いていましたが、ある時、精神状態が悪くなって退職しました。何か収入を得なければと考えネットで見つけた副業案内に申し込んだところ、詐欺広告だったらしく借金だけが残ってしまいました。途方に暮れて呆然としている時に母が債務整理に詳しい事務所を見つけてきてくれて一緒に相談に行きました。
≪事務所からのコメント≫
最初に副業のためにお金が必要だと要求して、消費者金融などから借金をさせて振り込ませるというパターンの詐欺でした。警察にも行かれたようですが、この手の詐欺はほとんど捕まりませんし、仮に捕まったとしてもお金が戻ってくる可能性は非常に低いです。(実際に警察からは「期待しないように」と言われたようです)
一方、消費者金融は詐欺とは無関係なので借金の返済義務は残ります。相談者は収入が障害年金と障害給付金なので返済は厳しく、自己破産を決断されました。
理由は誰が見てもやむを得ない理由なので、自己破産の申立後の審査は非常に早く開始決定が出ました。その後も問題なく免責決定が出て安心して頂けました。詐欺にあってしまったことは本人の心の傷となってしまいましたが、乗り越えていって欲しいと思います。





















