5月
20
2026
司法書士の橋本剛太がお答えします。
Q ギルドとは?
A ギルドは大阪のみなし貸金業者です。みなし貸金業者とは貸付を行わず回収だけ行っている貸金業者のこと です。ギルドは訪問や訴訟や差押を積極的に行う業者として有名なので、放置しても状況が悪くなるだけです。ただし5年以上支払いが無いならば時効の援用で解決できるかもしれません。
Q ギルドから「ご連絡のお願い」という書面が届いたら?
A ギルドから自宅に訪問を受けて不在だった場合、ポストに「ご連絡のお願い 」という書面が入れられます。この書面は正確には「日本インヴェスティゲ―ション」(通称NICニック)という訪問代行業者が、ギルドから委託を受けて訪問して入れています。参考までに下記のような内容になります。
Q ギルドからの請求を放置したら、どうなりますか?
A ギルドは司法書士や弁護士の間でも強硬な業者として有名です。訪問や訴訟や差押を頻繁にしてきます。差押も1回だけでなく何度も繰り返してきます。 放置していたら、あきらめるだろうという甘い期待は抱かない方が良いと思います。強硬に一括払いの請求をしてきて、分割もほとんど認めてくれません。
Q ギルドから請求を受けたら、どうしたら良いですか?
A 判決が出てしまったら、分割を認めてくれないので自己破産しか選択の余地がなくなります。実際にギルドが原因で自己破産になる人は多いです。これを防ぐためには、判決が出る前に必ず対処する 必要があります。
訴訟前ならば時効援用通知を正確に送ること、訴訟後ならば判決が出る前に裁判所に反論書を出すこと です。いずれも間違えると取り返しがつきませんので、専門家に相談されることをオススメします。
ギルドについて、より詳しい情報が知りたい場合は以下をクリック
→ギルドの不当請求 (債務整理サイト)
5月
18
2026
Q 消滅時効が解決したら、どうなりますか?
A 時効援用通知を送った後、2週間ほど経ってから司法書士が業者に連絡を入れて、時効の成立の確認をします。通知を送るだけで確認をしない事務所もあると聞きますが、当事務所では必ず確認をします。結果、ほとんどの場合で時効が成立して解決することになります。その際に書面が交付されるかという質問をよく受けます。
Q 書面は交付されるのでしょうか?
A 多くの場合、書面は交付されません。これに対して「なぜですか。書面は交付されるべきではないですか」と聞いてくる依頼者は多いです。皆さん興味があるテーマだと思うので、この機会に説明しましょう。
Q なぜ書面は交付されないのでしょうか?
A その理由は、返済で契約が終了した訳ではないからです。返済で終了した場合は貸主には「契約書返還義務」が法的にあります。 法的な義務ですから「返せ」と要求できます。しかし、時効の場合はこのような法的義務はありません。
Q なぜ時効の場合は書面交付の法的義務が無いのですか?
A それは時効の法的な性質によります。返済で終了した場合は借金は完全に消滅したことになります。しかし、時効援用後の債務の場合は自然債務と呼ばれていて「借金が根本的に無くなった訳ではなく、支払義務が無くなった」という状態 なのです。
自然債務は債務者(借主)が任意に支払うことは可能ですが、債権者(貸主)が強制的に回収することはできません。
Q 書面を交付してくれる業者はないのですか?
A 例外的に書面を交付してくれる業者もあります。当事務所が確認できているのは「アビリオ債権回収」「SMBCコンシューマーファイナンス」など、後は「オリンポス債権回収」も交付してくれる場合がありますね。でもまだまだ少数派です。法的義務はありませんから「当社では交付していません」と言われたら強制することは事実上できません。
Q それ以外の業者で、どうしても交付して欲しい時は、どうすれば良いですか?
A 強制はできませんので、「債権債務無し」と言う通称ゼロ和解契約書 を司法書士が作成して、相手方業者に送って押印して返してもらう、と言う方法を取ることが多いですね。
消滅時効について、より詳しい情報が知りたい場合は以下をクリック
→消滅時効のページ (債務整理サイト)