2月 05 2021
クレディアの「訴状」 時効(83)
クレディアとは?
クレディアは静岡県にある中堅消費者金融で、一度、事実上の倒産をしています。その後、再生して営業していますが、倒産前から見られる強引な部分は未だに残っているようです。
三和ファイナンスからの譲渡
SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)という消費者金融が平成23年に破産しました。この時、クレディアはSFコーポレーションから大量の未払い債権を譲り受けたようです。従って、SFコーポレーションの未払い債権が、クレディアから請求されるということが良くあります。
クレディアからの訴状
クレディアは法的手段を取る時に支払督促をしてくる印象がありましたが、通常の民事訴訟も行うようです。民事訴訟の場合は「訴状」と言う書類が静岡簡易裁判所から届きます。請求金額が大きい場合は静岡地方裁判所から届くこともあります。
民事訴訟は債権者の住所地の裁判所に申し立てることができるので、静岡の裁判所になるのです。これが民事訴訟を選択する大きな理由になります。
クレディアの再訴訟
過去に裁判をされて判決を取られた場合、時効期間が10年に延長されます。経験上、過去に判決が出ていて9年以上経った頃に、もう一度訴えてくる業者は少数派です。裁判をするにも費用や手間がかかりますので、そこまでやってくる業者は珍しいのです。
しかし、クレディアはその少数派に属します。9年6カ月くらいでもう一度、訴えてきたことがありました。こうなると、再度10年経たないと時効にはなりません。
クレディアの分割払い
時効ではなかった場合、分割払いか自己破産を選択することになります。しかしクレディアの場合、過去に判決を取られていると分割払いに応じてくれないことがあります。
この場合は一括で支払うか自己破産をするかしかなくなります。
ちなみに放置するのは得策ではありません。判決を取られていると、給料や銀行口座に差押をされる恐れがあるからです。
クレディアから訴えられた場合の注意点
一度、クレディアに判決を取られてしまうと、今回説明したように非常にやっかいなことになります。もしクレディアから訴えられて訴状が届いたら、判決になる前に専門家に相談しましょう。
5年以上放置した後に訴状が届いたのならば、きちんと反論すれば裁判に勝つことができます。
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