2月 09 2012
裁判所の特徴⑦ 安城簡易裁判所
安城簡易裁判所は愛知県三河地方にあり、私の事務所からはちょっと離れています(車で1時間半くらい)。管轄区域は安城市、碧南市、刈谷市、西尾市、知立市、高浜市、幡豆郡です。トヨタ系のグループ会社が、たくさん集まっている地域として知られています。
たまに、これらの地域からの依頼があり、過払訴訟などで利用することがありますが、以前から素早く判決をくれる傾向があり非常に重宝しています。
最近の過払訴訟の場合、たいした反論もないのに明らかな屁理屈を並べ立てて、ひたすら訴訟を長引かせようとする貸金業者が増えています。杓子定規な裁判官だと、業者側の引き延ばし工作に付き合ってしまい、結果として訴訟が長引く傾向があります。
ところが安城簡裁では、業者側が悪意受益の利息に対する反論しか用意していない場合、初回の弁論で結審して判決を出してくれるのです。これは非常に評価できる取り扱いだと思います。
特に遠方から裁判所に出掛けている時は、この取り扱いは本当に助かります。
先日も対アイフルの訴訟が安城簡裁であり、相変わらず分厚い準備書面が事前に送られてきて(でも内容は薄い)、またかと思っていたところ(こうやって相手方をうんざりさせて、訴訟を自分に有利にすすめようというのがアイフルの戦法なのでしょう)、初回で判決を頂くことが出来ました。
是非、この取り扱いが他の裁判所にも広まってくれますようにと願わずにはいられません。









