1月 30 2020
イオンクレジットの任意整理 任意整理(29)
任意整理とは
任意整理は、司法書士や弁護士が債務者の代わりに業者と交渉して、分割払いなどの和解契約を結ぶ手続です。あくまで交渉なので、業者の態度が協力的か、そうでないかによって、結果が大きく変わることがあります。
イオンクレジットの任意整理に対する態度
多くのクレジット会社と同様に、イオンクレジットも任意整理に対しては協力的と言えるでしょう。司法書士が間に入れば、無茶な要求はあまりしてきません。任意整理には向いている業者です。
イオン銀行から借りた場合
イオン銀行からカードローンを借りた場合、たいていはイオンクレジットが保証会社になっています。借りる時に気付いていない人もいるかもしれませんが、銀行のカードローンを借りると必ずどこかの会社が保証会社になっています。
その後、支払いができなくなった場合や、司法書士や弁護士に債務整理を依頼した場合に、「代位弁済」が行われます。
代位弁済とは、保証会社が債務の肩代わりをして、銀行に代わって債権者(請求権者)になることを言います。代位弁済の後は、イオンクレジットから請求されることになるのです。
エーシーエス債権回収
イオンクレジットは、司法書士や弁護士から債務整理の受任通知を受けると、エーシーエス債権回収と言う業者に回収業務を委託します。回収の委託とは、債権者はイオンクレジットのままで、回収や交渉の業務だけを他の業者に任せることを言います。
従って、司法書士が依頼を受けてイオンクレジットと任意整理の交渉を行う場合、交渉相手はエーシーエス債権回収になることが多いです。
イオンクレジットの任意整理
イオンクレジットは任意整理には協力的なので、ある程度の収入があるならば、積極的に任意整理を検討してみても良いでしょう。
他に特徴として、若干事務処理が遅い傾向があります。受任通知を送った後に債権届が届くのも遅いですし、司法書士が和解案を送った後の回答も遅いです。ただこれは必ずしもマイナスとは言えません。和解後の分割払いのスタートが遅くなるのは、受任通知後の支払いが止まっている期間が長くなり、債務者に余裕ができるからです。









