司法書士ジャーナル
橋本司法書士事務所ブログ

3月 30 2020

保証人と消滅時効 時効(67)

5:47 PM 時効

連帯保証人とは?

ただの保証人の場合、「先に主債務者(お金を借りた本人のこと)に請求してくれ」と反論することが法的に可能です。主債務者から回収することができないことが判明してから、保証人に請求しなければなりません。

一方、連帯保証人は「先に主債務者に請求してくれ」と反論しても、「あなたは連帯保証人だから、そんなことは関係ありません」と言われてしまいます。
本人よりも先に請求されても法的に文句は言えません。非常に怖い立場なのです。

世の中の保証契約のほとんどが連帯保証です

それならば保証人を頼まれたら、「ただの保証人」になれば良い、と誰もが思ったでしょう。
しかし、それでは契約が成立しません。実は世の中の保証契約のほとんどが連帯保証なのです。「ただの保証人」で契約をしてくれる銀行や金融業者はいないと考えて間違いありません。保証人と言えば連帯保証人というのが金融業界では常識になっています。

あなたがもし保証人になっているのならば、契約書を確認してください。契約書には必ず「連帯保証人」と書かれているはずです。

主債務が時効になったら保証人はどうなるか?

主債務(本人が借りた債務)と保証債務は法的には別の債務と考えられています。しかし、主債務が消滅した場合、保証債務も消滅します。これを専門用語で「保証債務の附従性」と呼んでいます。
従って、主債務が時効で消滅したら、保証債務も一緒に消滅することになります。

保証人は主債務の時効を援用できる

このブログや動画でも何度も取り上げていますが、借金の時効は放っておいても請求は止まりません。正式な時効援用の通知を相手に送らなければなりません。では保証人は借りた本人ではありませんが、通知を出せるのでしょうか。
結論から言うと、出せます。

主債務の時効期間が経過しているのならば、保証人は主債務者に代わって時効の援用をすることができます。理由は、保証人が時効を援用することによって「直接の利益を受ける人」だからです。とても重要なことなので覚えておきましょう。

消滅時効について、より詳しい情報が知りたい方は以下をクリック

https://www.hashiho.com/debt/shometsu/