8月 04 2010
シリーズ 最近の状況② アコム
本日はアコムについて紹介します。
アコムはバックに三菱東京UFJ銀行がついている関係もあって大手の中では比較的安定していました。そのせいか、過払金回収に関しては今のところ深刻な事態にはなっていません。
途中に空白期間が無い取引ならば、現状では元金満額プラスアルファーくらいの回収は望めます。支払日も以前に比べれば延びていますが半年以内には設定されることが多いです。
しかし途中に空白期間のある取引の場合は、他の業者と同様に争ってきます。特に1年以上の空白がある場合が要注意です。それでも、判決で決着した時は、今のところは武富士やアイフルのように控訴までしてくることは、めったにありませんので、まあマシな方と言えるでしょう。
一方、債務が残った場合の分割払いについては大きな変化がありました。やはり銀行がバックにあるアコムでさえも経営悪化の影響からは逃れられないということなのでしょうか。
具体的には、分割払いに関しては武富士と同じように将来利息を要求してくるようになりました。今年の6月からの取り扱いだということです。4月に申し込めばセーフだった訳ですから、今や債務整理は遅くなれば遅くなるほど状況が不利になってくる可能性が高いということになります。今が最悪だと思っていると、半年後、1年後にはもっと状況が悪くなっているかもしれません。
最早、分割の際には将来利息を要求してくる業者の方が多数派になってしまいました。アコムの方針転換により、分割交渉はますます、やりにくくなったと言えます。ここまでくると、将来利息カットの分割という法的根拠の無いルール自体を見直すべき時期にきているのかもしれません。
それでは、次回はプロミスの状況について取り上げます。









