10月 18 2022
れいわクレジットの不当請求 時効(107)
れいわクレジットとは
正式名称は「れいわクレジット管理株式会社」といいます。聞きなれない名前なので、怪しい会社かと思う人もいるようです。しかしその実体は、三菱UFJニコス株式会社から会社分割されたMUニコス・クレジット株式会社が社名変更してできた会社です。過去にニコスでキャッシングやショッピングをして未払いがある場合は、れいわクレジットから請求が来る可能性があります。
れいわクレジットから請求される可能性がある元の業者
れいわクレジットから請求される可能性があるのはニコスだけではありません。以下のような業者に未払いがある場合も請求されることがあります。(他にもあるかもしれません。分かり次第、発信する予定です)
- ダイヤモンドクレジット
- ディーシーカード
- ミリオンカード
- UFJカード
お知らせと残高証明書と通知書
れいわクレジットから「お知らせ」と「残高証明書」という書類がセットで届くことがあります。令和3年の末頃から増加しているようです。
「お知らせ」の内容は、「れいわクレジットが三菱UFJニコスから会社分割してできた会社であること」、「これにともなって振込口座が書面記載の口座に変更になったこと」が書かれています。
「残高証明書」の内容は、契約番号や残高などが書かれているだけで非常にシンプルです。なぜか利息・損害金の記載が無く元金のみの記載になっているケースが多い印象です。長期間放置されていることが多いので相当な利息が付いているはずですから、本当に元金のみの請求なのか疑った方が良いと思います。
どちらの書面にも、支払いの請求については書かれていないという、回収業者の出す書面としては変わった内容になっています。
一方、上記の書面とは別に「通知書」という書面が届くことがあります(催告書または督促状というタイトルの場合もあります)。この通知書は完全に請求書面となっています。
通知書の内容は、「未だ支払いがなく業務に支障をきたしているので、〇年〇月〇日までに請求金額を支払ってください」というものです。「法的措置を取る」のような脅す内容は書かれていません。ある意味、事務的な書面という印象です。
注意すべき点として、約定返済日という欄があるのですが、これは最終返済日とは限らないようです。実際の依頼で、約定返済日が5年経っていない事案で無事に時効が成立したことが何度もありました。自分の記憶で5年以上支払っていないのならば、時効援用通知を出してみた方が良いでしょう。
※れいわクレジットは5年以上経ってからの請求が、ほとんどであるという印象です。従って、記憶があいまいな場合でも成功の確率は高いと思われます。



れいわクレジットの訪問の可能性
れいわクレジットは放置を続けると訪問される可能性がある業者です。訪問してくるのは委託を受けた日本インヴェスティゲ―ションという業者です。この業者は引田法律事務所からも訪問業務を委託されています。
訪問されるとプレッシャーで、つい少額の返済をしてしまうことがあります。例え少額でも支払ってしまうと時効の解決ができなくなりますから注意しましょう。
れいわクレジットから請求された時の解決法
れいわクレジットは、時効援用通知を出すことで請求が止まる可能性が高い業者と言えます。請求が来たら、一度、専門家に相談してみましょう。









