司法書士ジャーナル
橋本司法書士事務所ブログ

2月 04 2025

下水道料金の時効期間は何年か 時効(141)

9:49 AM 時効

水道・電気・ガス料金の時効

2020年3月までの水道・電気・ガス料金は短期消滅時効の対象で、時効期間は2年でした。

その後、2020年4月から民法が改正されて「権利を行使できることを知った時から5年」に変更されました。水道・電気・ガスの事業者が権利を行使できることを知らないとは認められないので、5年と考えて良いでしょう。

下水道使用料の消滅時効

水道料金には下水道使用料というものも含まれています。実はこの下水道使用料については2020年3月までは水道料金と時効期間が異なるのです。理由は電気・ガス・水道の料金は民法の規定に従うのに対して、下水道使用料は地方自治法の管轄になるからです。では下水道使用料の時効期間はと言うと、地方自治法で5年になります。ややこしいので誤解されている方も多いです。注意してください。

一方、2020年4月以降は民法が改正されて水道料金も5年になりましたので下水道使用料と時効期間が異なることは無くなりました。分かり易くなったと言えますね。

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