10月
29
2007
最近、過払金の請求をすると「分割払いでないと支払えない」という業者が増えてきました。一つ前のブログでも書きましたが、いつ破綻しても不思議ではない業者が増えつつあるように感じます。
私が今までに分割払いを要求されたのは、ネットカード(旧オリエント信販)、三和ファイナンス、アエル(旧日立信販)などですが、今後増えてくるかもしれません。分割でなければ過払金が支払えないということは相当、資金繰りが苦しくなっていると考えられます。
分割の場合、注意しなければならないのは分割を払いきるまで業者がもつのかどうかです。そもそも財務状況が苦しいから分割になる訳ですから支払いの途中で業者が破綻する恐れもでてきます。
今後は、業者によっては満額回収にこだわらないで減額してでも早期に回収することを考えた方が良い場合もでてきそうですね。
10月
29
2007
中堅消費者金融の三和ファイナンスが現在、貸し出しをストップしています。これは非常に危険な状況だと感じています。
振り返ると、クレディアが破綻する少し前も貸し出しがストップしていました。これは果たして偶然でしょうか。
三和ファイナンスはクレディアのような一部上場企業ではありませんから、もし破綻してもクレディアほどの影響は出ないかもしれません。しかし、実際に借りている人から見れば、破綻したら大変な問題でしょう。
特に三和との取引が5年以上あるような場合は過払いの可能性がありますので、破綻が現実のものとなれば、クレディアのように過払金の返還が受けられなくなる恐れもあります。
三和との取引が長い人は早めに専門家に相談した方が良いかもしれません。
10月
15
2007
最近こんなことがありました。
「大手クレジット会社で取引履歴を途中からしか出さないところがある」と依頼人に話をしたら、クレジット会社で、そんなこと本当にあるんですか、と言うのです。
やはり先入観というのは怖いものだと思います。実情はと言うと、武富士やアコムよりも履歴が出てこないクレジット会社は少なくありません。日本人は権威に弱いので、「クレジットはサラ金とは違うだろう、サラ金のような、いい加減なことはしないだろう」と何となく思ってる人が多いようです。残念ながら真実はそうではありません。履歴が途中からしか出てこないなんてマシな方で、返済金額をごまかしてきた業者も過去にありました。今、社会的に問題になっている次々商法なども、年金収入しかないお年寄りに、悪質業者が何千万ものクレジットを組ませたもので、クレジット会社が顧客の収入をきちんと見ていれば間違いなく審査が通らなかったはずなのです。
このブログを読んでいる方は「クレジットだから信用できる」と言う考えは止めにしましょう。