3月 12 2013
個人再生解決事例④
給料が少なかったので最初は破産を考えていたのですが、社宅に住んでいたため住居費が安く、本人の希望もあり個人再生に切り替えた事例です
Sさん、男性、住宅ローン無し(社宅)
20代、会社員
借入先7社、 借入総額約300万円
社宅に住む前は賃貸マンションに住んでいて、そこの保証金が結構高かったため、一時的に貸金業者から借りたのが、そもそもの始まりでした。最初は抵抗があった業者からの借入でしたが、案外簡単に出来たので抵抗が無くなり、その後の借入につながったような気がします。
もともとパチンコが趣味で週に1~2回やる程度でしたが、借りることを覚えてから回数と金額が増えていきました。以前は1日に1万円以上は使わなかったのですが、借りたお金を使うようになってから、1日に4~5万円使うことも珍しくなくなりました。
丁度、この頃、会社の経費節減が厳しくなって、営業経費が落とせなくなってきました。仕方なく自腹を切ることも増えてきて、より借入をするようになりました。
そんなに給料が良い方ではなかったので、しばらくすると返済に行き詰まるようになり、これでは駄目だと思いネットで探して法律家に相談に行きました。
司法書士事務所に相談に行ったところ、「あなたは、めぼしい財産も無いし失うものも特に無いので自己破産が適切ではないか」と言われました。しかし、自己破産には抵抗があったため、何とか他の方法は無いかと質問したところ、一応、減額した後に分割して支払っていく個人再生という方法もあると聞きました。ただし、それには、支払い能力の審査があるので、それをクリアする必要があると言われました。
当時の私の給料は18万くらいでした。通常、このくらいの金額だと生活費を含めて残りの借金を支払っていくには厳しいと判断されることが多いと聞きました。ただ、既にこの時は社宅に住んでいて家賃は3万円でした。一人暮らしだったので節約すれば生活費は、ほとんどかかりません。結局、これならば毎月の余剰金も充分に出るので、個人再生でもいけるでしょうという結論になりました。
もう一点、私はパチンコで作った借金もかなりあったので、それが破産の場合、免責決定に影響する可能性があるということも、個人再生を選択する理由になりました。
方針が決定してから事務所の指示に従って進めていきましたが、特に問題なく無事、認可決定を得ることが出来ました。自己破産しないですんで大満足です。借金はもうこりごりなので、これからはきっちりと節約して暮らしていきたいと思います。
○司法書士からのコメント○
特に財産も無かったので自己破産を考えるケースでしたが、ギャンブルで作った借金の額が割と多かったのと(割合が少ない場合は問題になりません)、本人の強い希望があったため、個人再生を検討しました。
幸い、社宅に住まれていたこともあって住居費が非常に安く、一人暮らしだったので節約すれば、かなりの少額で暮らせることが分かりました。もちろん徹底した節約をしてもらうように、ファイナンシャルプランナーも交えて家計の見直しをしていきました。
最終的には月に5~6万円の余剰金が出るまでになりました。分割の支払いは月に3万円弱だったので充分に支払っていけます。裁判所の審査も問題なく通過しました。
誰もが当てはまる訳ではありませんが、非常にうまくいったケースだと思います。
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