司法書士ジャーナル
橋本司法書士事務所ブログ

3月 19th, 2012

3月 19 2012

ヴァラモスの対応

ヴァラモス(旧トライト)の対応に変化があったようです。

ヴァラモスは以前は、判決を取っても支払わず、和解条件は10%や5%などの到底、和解できない非常に、やっかいな業者でした。

ところが以前に、和解を徹底して拒否した後、判決を取得した後で電話がかかってきて、やはり同じ和解条件しか言わないので、「それなら強制執行の準備をします」と言って電話を切ったら、何とそれから1週間も経たないうちに直接、本人の元に郵便為替で判決金額満額を郵送してきたという経緯がありました。(依頼人がとても喜んだのは言うまでもありません)

いずれにしても、判決を取っても積極的には支払わない業者であることには変わりは無く、どうせ払うつもりが無いので判決も放っておくというのがヴァラモスの方針だったと思います。

しかし、どうやらこの方針が変わったようなのです。(ヴァラモスがネオライングループから見放されたのが原因ではないかと思われます)

具体的には、判決を取得した後、和解の電話が一切かからずに、いきなり控訴してきました。いくらなんでも和解の打診くらいは普通、控訴の前にはあるものです。非常に驚きました。

それにしても、どう考えてもヴァラモスに勝ち目のある控訴とは思えない内容なのです。時間かせぎくらいしか意味の無い行為だと思っています。それにしても、どうせ支払わないなら、控訴など費用の無駄のような気がします。

唯一、考えられる嫌なシナリオは、倒産のための時間稼ぎです。倒産前に強制執行されるのが嫌なのかなと想像しています。

できれば上記のシナリオは外れて欲しいと祈っていますが、果たして、どうでしょうか。