11月 25 2022
引田法律事務所のWEBでの分割返済手続 時効(111)
引田法律事務所とは
引田法律事務所は、このブログでは何度も取り上げている業者になります。日本保証やパルティール債権回収などの代理請求をしている法律事務所になります。かなり大規模な事務所で、ほとんど事務員が対応します。話が煮詰まってくると最後に弁護士が登場するというパターンです。
引田法律事務所のWEBでの分割返済手続への誘導
最近、時効援用通知を出されるケースが増えてきて、引田法律事務所も新手の対策を取るようになってきました。それがWEBでの分割返済手続に誘導するケースです。これは、かなり巧妙な時効に対する対策になっていますので相当な注意が必要です。
引田法律事務所の請求書面のQRコード
具体的には、引田法律事務所から届く請求書面に「お電話以外でのご返済相談はこちら」というQRコードが記載されているケースが増えてきています。

そしてQRコードをスマホなどで読み取ると「スマホでもカンタン、分割返済手続き、WEB申込は24時間受付!、電話や対面のやり取り不要、申込フォームはコチラ」という画面が出てきます。

申込フォームへの移動
そして申込フォームをタップすると、「名前・生年月日・住所・メールアドレス・毎月の返済日・毎月の返済希望額」などが入力できる画面に移動します。そのまま入力して送信してしまうと、時効の利益の放棄にあたる「返済の約束」をしたことになり、その証拠を引田法律事務所に渡してしまうことになるのです。

時効の利益の放棄
時効の利益の放棄とは、一旦、時効期間が経過したにもかかわらず、債務者が一時金を支払ったり、支払いの約束をしたりすることで、時効が無かったものとして扱われる(利益の放棄)ことです。この仕組みがあるので、業者は時効期間が経過した後でも、しつこく請求してくるのです。
WEBでの分割返済手続の危険性
WEBでの分割返済手続を選択して申込フォームを送信してしまうと、後で消滅時効の主張をするのは非常に難しくなります。引田法律事務所は決定的な証拠を握っている状態なので、仮に裁判で争っても負ける可能性が高いでしょう。
WEBでの分割返済手続の対策
これは極めて巧妙なやり方で、正直、申込フォームを送信してしまったら手遅れです。スマホがすっかり身近になってきた現在では、電話よりもQRコードを読み取ってWEBで解決しようと考えてしまう方も多いでしょう。実際に事務所にも、送信して手遅れになってしまった方からの相談が増えてきています。
業者にはしっかりと証拠が残ってしまいますので、反論するのは難しいでしょう。、申込フォームを送信する前に専門家に相談して頂くしかないと思います。
今後、このやり方をマネする業者が増えてくる可能性もありますので、くれぐれも注意してください。
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