11月 26 2025
子浩法律事務所は任意整理をすると辞任してくる 任意整理 (51)
Q 子浩法律事務所とは、どんな業者ですか?
A 子浩法律事務所は東京にある債権回収を専門にしている法律事務所です。この点、引田法律事務所などと同じですね。JCBや三菱UFJニコスなどの未払い債権の請求が多い印象です。
Q 子浩法律事務所に任意整理を申し込むと、どうなりますか?
A ここが引田法律事務所などと異なる点です。子浩法律事務所は司法書士が任意整理を申し込むと辞任してくることが多いのです。これは他の法律事務所では、あまり見られない現象です。子浩法律事務所が辞任すると、子浩に回収を頼んでいた元の業者と任意整理の交渉をすることになります。
Q 他の法律事務所では同様のケースで辞任することはないのでしょうか?
A ほとんどありません。子浩法律事務所以外の法律事務所では、通常そのまま法律事務所が代理人として任意整理の交渉に応じて、分割和解契約も法律事務所が代理人として契約します。子浩法律事務所のやり方は非常に珍しいと思います。
Q なぜ子浩法律事務所は辞任するのでしょうか?
A あくまで推測になりますが、恐らく子浩法律事務所は債務者個人相手の回収に特化していて、「司法書士や弁護士が介入してきた場合は辞任する」という契約を元の業者と結んでいるのではないかと考えられます。そう思わざるを得ないくらい迅速に、受任通知を送ったらすぐに辞任通知が届きます。
Q なぜ、そのような契約を元の業者と結んでいるのでしょうか?
A 経営効率化のためだと考えられます。司法書士や弁護士と交渉すると時間がかかったり、やっかいな反論をされたりする可能性がありますから。そういう面倒な事案を引き受けない代わりに、他の法律事務所より安くしているのかもしれません。
Q では子浩法律事務所の請求が時効の可能性がある場合は、どうなりますか?
A 子浩法律事務所からの請求には時効の可能性があるケースも多く、時効援用通知を送ることも多いです。その際、数は少ないですが、一部時効にならないケースで任意整理に移行することがあります。
その場合、時効援用通知を送った段階で辞任してくることもあります。そうなると時効かどうかの判断についての聞き取りも元の業者とすることになります。回収以外のことには時間も労力も使わないということに徹底している感じですね。
Q 子浩法律事務所が辞任した後は、どうなるのでしょうか?
A 元の業者であるJCBやニコスと通常の任意整理の交渉をすることになります。両社とも任意整理には協力的なので、それほど困ることはありません。
Q 他に子浩法律事務所で気付いたことはありますか?
A 他の法律事務所に比べて圧着式のハガキで請求が届くケースが多いです。ハガキの方が経費がかからないからだと思います。ここからも、いかに子浩法律事務所が経営効率にこだわっているかが分かりますね。
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